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国産材の活用という選択@無添加計画の家づくり
2023.6.22
脱炭素・・・温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を防ぐため、石油や石炭などの化石燃料からの脱却をすること。
身近なところではクールビズの実践や、私たち無添加計画の家づくりでは太陽光などの再生可能エネルギーの利用を選択することなどがあります。
この脱炭素につながるひとつとして、無添加計画の家づくりでは、構造体には【国産材の利用をするという「選択」】をしています。
この選択も、実は脱炭素に一役買っています。
国産材の木材を利用すると、海外から輸入した木材を使うよりも、運ぶ輸送距離は短くなるので、その分の化石燃料を節約することが可能です。
弊社の仙台支店を除く本支店では、和歌山の山長商店の良質な紀州産のスギ・ヒノキを構造材として利用しています。
さいたま本社の実例を例に取りますと、今月お引渡を予定しているO様邸では、約11立米の構造材を使用していますが、その輸送距離は696kmでした。
その輸送時に排出した二酸化炭素の量は、約1,013kg-co2であり、これは、全国平均から約21.3%の削減につながっています。
仙台支店では宮城県産材を中心に利用しているので、おそらくもっと大きな削減に貢献出来ていると思います。
これをウッドマイルズ計算といいます。
また、植林された樹木は二酸化炭素を吸収しながら成長します。
そして、吸収された二酸化炭素は、炭素として樹木に取り込まれ、根や幹、枝葉を構成する基本的な物質になります。
取り込んだ炭素は、樹木が伐採され、木材としての製品になっても、燃やさない限りは固定されたままであり、大気中の二酸化炭素を固定していることと同等になります。
つまり、木材を使えば使うほど、大気中の二酸化炭素を固定していることと同等になります。
先のウッドマイルズ計算の事例であるO様邸では、10立米の紀州産スギ、1立米の紀州産ヒノキの構造木材を利用することによって、2100kgの炭素を木材として吸収しており、二酸化炭素換算では、7,700kgとなります。
森林に例えると、樹齢60年のスギ林、231㎡、70坪分の森林と同じ量の炭素を固定していることになります。
と、いうことで無添加計画の家づくりでは、再生可能エネルギーの活用だけではなく、国産材の利用をすることにより、脱炭素社会にも貢献しているということになります。
そんな視点からの家づくりの選択にも関心がある方は、是非、ご相談ください。
それでは、また明日。
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