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車の燃費、エアコンの燃費 ~後編~

前編はこちら
https://www.re-trust.com/blog/mutenka_info/2018/06/17/2353

 

車の燃費表示と比べ、エアコンの帖数表示はどうか?
帖数表示とは、「○帖用」と目安っぽく表示されているあれです。

この帖数表示、1964年に制定されてから一度も変わっていません。
50数年前、1964年当時の住宅=無断熱住宅を基準としています。

車も電話も、この50数年の間に、劇的ともいえる進化を遂げました。

素材や工法には疑問がありますが、住宅の断熱性能や気密性能も、大幅に向上しました。

ではなぜ、50数年前の無断熱住宅用の帖数表示がそのまま使われているのか。

答えは「消費者にとっては、よく分からないから」だろうと。

車はAさんのプリウスであろうがBさんのプリウスであろうが、年式が同じであれば、性能も同じです。
だから、知識量も多く、分かりやすい。

住宅は、日射条件、家のプランや大きさ、断熱材の種類や厚み、窓の性能、素材などが一棟一棟バラバラなので、Aさん宅のリビングが何帖で、何帖用のエアコンがついているのかはBさんには分からないし、それを聞いたとしてもBさん宅のリビングで容量が足りるかは分からない。

ということで、「じゃあウチのリビングは16帖だから、とりあえず20帖用のエアコンつけておけば大丈夫だろう」という結論に至るはずです。

当然、メーカーとしては14帖用よりも20帖用=値段が高いものを売ったほうが儲かります。電気屋さんも「10帖用でも十分大丈夫です」と言って売ってしまい、「効きが悪い」というクレームも受けたら大変です。
だから、消費者も分からないから、メーカーも昔の帖数表示を変えない。
これはエアコンメーカーにとって「触れてはならないタブー」のようです。

実際、「断熱材が入っていないんじゃないか?」と思うほど夏暑く冬寒い住宅が、現在も売られているのも事実です。
対して、14帖用のエアコン1台で、40坪の2階建ての家の全てを全館暖房している高性能住宅があるのも事実です。

エアコンの使用=光熱費です。

これは断熱性能等の条件によりますが、10帖の部屋に10帖用のエアコンをつけると、6帖用エアコンをつけるよりも効率が悪く、電気代も10帖用のほうが高くつく、という場合もあります。

じゃあどうすればいいの!?

一軒一軒の住宅性能をもとに計算し、必要な冷暖房機器を必要な量、適所に設置すればよいのですが、電気屋さんにはできないし、やりたくないでしょうから、建築会社に依頼するしかありません。
しかし、ほとんどの建築屋さんやハウスメーカーにもできないと思います。

じゃあどうすればいいの!?

それができる無添加計画、またはできる会社に依頼するしかありません。

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広報のヨネ

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