主：スマイルマーケットというチャリティーイベントに無添加計画さんが参加していて資料をもらったのがきっかけでした。親が所有していた家があったので、そこを譲り受け、建て替えて住むことにしたんです。家づくりは高い買い物なので、ローコスト住宅にしようかとも思ったんですが、家内がシックハウスを気にしていたので、「体に優しい自然素材で建てたい」と強く思うようになりました。
自然素材の家づくりをうたっている数社をピックアップして相談してみたところ、国産材、健康、デザインなど、各社それぞれのこだわりがあるのが分かりました。その中でも、健康に一番重点を置いていると感じたのが無添加計画さんだったんです。

主：無添加計画さんの特徴は飽きのこないデザインと、慎重に選ばれた素材。体にやさしい素材を徹底して選んでいますよね。無垢の床材をはじめ、壁の漆喰も、国産の安価なものだと不純物を含むからなどの理由でスペイン漆喰。断熱材のセルロースは米国製。ちょっと割高だけど、アメリカの新聞紙はインクが石油系じゃなく、大豆由来だからという理由。手間が掛かっても海外から取り寄せ、インクの安全性など、細かいところまで目を向けているのには感心した。

奥：私は化学物質の刺激が小さい頃から苦手で、小学5年生のときに実家を建て替えたのですが、当時も独特な新築の臭いが気になっていたんです。花粉症の発症もその頃からでしたね。ドアなどの建具も無垢材でなく、木目柄のプリントがされたもので、10年もたつと剥がれたり、浮いたりしてました。それを経験しているから、ドアもやはり本物の無垢材がいいと思いました。見せかけだけじゃなく、長年、手を掛けながら健康に暮らせる家が建てたいと思ったんです。

主：見学会でスタッフの方と話をして驚いたことがありました。他社と違って、押しつけがましさがまるでないんです。1時間半ほど話してましたが、営業トーク的なことは一切無く、「なぜ無添加計画に勤めているのか」、「どんな家を売りたいのか」など、スタッフの方の想いをぶつけられたんです。それがすごく斬新でした。仕事に誇りを持っているんだな～と感じました。

また、自然素材のメリットだけでなく、デメリットも等しく説明してくれました。無垢材は傷つきやすい、メンテナンスがある程度は必要…など、工業化製品と比べて不利なところも説明して、それを理解したうえで選んでほしいと。おかげで長所短所とも知ることができ、とても良心的だと思いました。

主：まずは「猫と一緒に快適に暮らせる家」ですね。 あとは将来、子どもが生まれることも考えた間取り。1階はすべて間仕切りなくオープンにして、友人が集まれる空間にして、ウクレレ演奏会、映画上映会など、ホームパーティーができる家にしたかったんです。実は将来、ここでカフェを開くのも夢なんです。
浴室は2階でいいから、1階をなるべく広く。ベランダに洗濯物を干すのに、2階に洗面・浴室があったほうが動線もいいと思いました。
それと、できるだけ家具を置きたくないので、収納を充実させたかったです。

主：以前の借家は暗かったんです。なので、猫が自由に行き来しつつ、自然の光も採り入れられるプランを希望したら、南と北に2つの吹き抜けを提案してくれました。
キャットステップのサイズは、猫カフェなどを見て参考にしたのですが、設計士の方も立体的に動く猫の動線や習性などを勉強してくれて、それを設計に反映してくれました。猫には上から見下ろす習性があることもよく理解してくれてましたね。人間も猫も不快感のないように、猫トイレは階段下を利用したり、猫用の出入り口を人間のトイレに付けたり。猫は人目に付かず用が足せて安心のようです。

主：一番驚いたのは断熱性能ですね。建て替え中は築40年の平屋に仮住まいしたんですが、今年の冬は一段と寒くてつらかったんです。新居が完成し、12月に入居したんですが、全く寒くないんです。暖房は石油ストーブ1台のみで十分ですし、結露もしない。
以前の家では、冬は乾燥するため加湿器が必需品でしたが、それも不要になりました。きっと漆喰と無垢材の調湿効果があるからだと思います。

猫を4匹飼っているので、普通は獣臭とトイレのにおいがすごいはずですが、お客様に聞いても臭いはしないと言われますし（お世辞抜きで）、消臭効果の高さにも満足です。
奥：「家が呼吸している感じ」が分かるんです。猫たちも毎日、楽しそうに運動会してますよ。