安全持続性能向上リフォーム

安全持続性能とは、「省エネ性能」「耐震性能」に次ぐ第3の性能として、作業療法士のヨシロー氏が提唱した住宅の性能のひとつです。

国家資格である作業療法士として11年間で3000人（評価・検査含む）を診た経験、2016年に家を建てた施主としての経験、​子どもをもつ父親としての経験、​この3つの経験から生まれた安全持続性能の基準が「ヨシロー基準」です。

世代関係なく安心・安全に住み続けることができることを目的とし、介護が必要になった原因の第3位にもあげられる「骨折・転倒」のリスクは、高齢者だけではなく全ての世代に適応されるべき問題として、住宅内での転倒リスクに重点をおいています。

図の一例のように、ヨシロー基準に則った安全持続性能は、トイレ、階段、玄関、廊下などを十数項目に分類し、それぞれに基準を定めています。

ヨシロー基準の家は高齢者だけでなく、夫婦2人の世帯にも、子育て世代にも住みやすく使いやすいことが特徴です。

例えば、車いすでの使用を考えた広めのトイレは、身動きがとりやすいので掃除がしやすく、お子様のトイレトレーニングもしやくすなります。

また、介護ベッドの設置を考えたユーティリティスペースは、勉強部屋や趣味部屋、客間にも使用できる可変性があります。

無添加計画では、安全持続性能が高いヨシロー基準を取り入れたリフォームを推奨しています。

ご自身は「自宅内で転倒して骨折なんてしない」と思われるかもしれませんが、配偶者や子どもにも転倒のリスクは当然あります。

そして、家族の誰かが介護を必要としたとき、介護をするのはご自身です。

リフォームにおいては、十数項目あるヨシロー基準の全てにおいて最高値をクリアするのは難しいですが、例えば玄関だけ、トイレだけ、というように、実現可能なものだけをピックアップしヨシロー基準でつくるだけでも安全持続性能は高まります。

ご希望や予算にあわせて、ヨシロー基準をリフォームに取り入れてみてはいかがでしょうか。