スマートホームとは?

いま注目の「スマートホーム」とは?おすすめの使い方5選と導入のメリット・注意を徹底紹介

スマートホームとは、AIやIoT技術を用い、家電や住宅設備を様々なサービスと連携させてより快適に暮らせるようにした住宅のことを言います。

「○○、音楽をかけて」「電気を消して」などのように、声で家電を操作するのもスマートホームの代表的な例の1つ。

このほかにも、外出先からお風呂のお湯をはったり、エアコンを稼働させたり、玄関の施錠を確認したりするなど導入の仕方によっては様々なことができます。

 

今回は、いま話題の「スマートホーム」について、具体的にどのような活用方法があるのか?導入のメリットや注意点などをふまえてご紹介します。

スマートホームの導入の仕方は?

いま注目の「スマートホーム」とは?おすすめの使い方5選と導入のメリット・注意を徹底紹介

スマートホームという言葉は聞いたことがあっても、実際はどのように導入すればいいのか疑問に思う方もいますよね。

AIやIoT技術…と言っても、なんだか難しく思えてしまうこともあるでしょう。しかし、実はスマートホームの導入はとても簡単。

 

以下のような機器とインターネット環境があれば、誰でも簡単に取り入れることができるんですよ。

家づくりの際に導入を検討することはもちろんですが、後付けでも設置可能なものもあるので検討してみてください。

 

スマート家電を導入する

スマホを連携させて操作する「スマート家電」を導入するのもスマートホームの1つの形。専用アプリで操作・管理を行うことができます。

最も有名なのはロボット掃除機ですよね。

留守中にロボット掃除機を稼働させておけば、帰宅後はスッキリきれいなお部屋に。

急な来客予定が入ったときも慌てずに済みますし、ロボットにお任せすることで家事も時短になります。

ほかにも、使う人の生活パターンを学習して庫内を快適な状態に保つセンサーが付いた冷蔵庫やスマホアプリでオンオフができる照明などがあります。

 

(例)

・ロボット掃除機

・スマート冷蔵庫

・エアコン

・電子レンジ

・照明

など

スマートカメラを設置する

アプリと連動して室内外の状況を把握できるスマートカメラを設置するのも1つ。

防犯カメラとして玄関周りに設置すると、外出先から自宅周辺の動きをリアルタイムでチェックすることができますし、室内に置けば留守中の高齢者や子ども、ペットを見守ることができて安心につながりますよね。

スマートスピーカーにカメラが付いているものであれば、ビデオ通話も可能ですよ。

スマートリモコンやスマートプラグを使う

スマートリモコンは、家中の家電をスマホ1台で操作できるもの。

先ほどご紹介したスマートスピーカーと連携させれば、音声操作も可能です。

また、赤外線リモコンに対応した家電であれば、スマート家電をわざわざ購入しなくても操作できるのが魅力。

スマート家電さながらに、外出先から照明やエアコンをオンオフしたり、連携機器を取り付けることでカーテンの開閉をしたりすることもできます。

 

スマートプラグも同様に、スマート家電ではない家電を遠隔操作可能にするツール。

一般的な家電とコンセントの間にプラグを取り付けるだけで、Wi-Fiを通じて遠隔管理ができるようになります。

スマートホーム導入のメリットは?

いま注目の「スマートホーム」とは?おすすめの使い方5選と導入のメリット・注意を徹底紹介

これまでご紹介したように、専用のスピーカーやリモコンを使うだけで意外と簡単に導入することができるんです。

では具体的に、スマートホームにするとどのようなメリットがあるのか、どれだけ暮らしが便利になるのか見ていきましょう。

 

【メリット①シンプルに生活できる】

先述したとおり、スマートホームでは複数の家電リモコンをスマホ1台に集約することが可能です。

便利な家電が増えれば増えるほど、どれがどのリモコンか分からなくなってしまったり、リモコンそのものを紛失してしまったりするリスクもありますが、スマートホームにすればその悩みも解消されそうですよね。

スマホ1つで家電の操作・管理が行えれば、暮らしがもっとシンプルに!雑多になりがちなリモコンも、整理整頓され見た目もとてもスマートです。

【メリット②省エネ効果が得られる】

スマートホーム化されると、うっかりテレビや照明の点けっぱなしも防げます。

外出先からリビングの電気の消し忘れに気が付いても大丈夫。遠隔操作をすることができるので、無駄を防ぐことができるんです。

また、AIが日々の暮らしのパターンを学習し、省エネ運転モードに自動で切り替えてくれる機能も。電気代が高騰している今、家計をサポートしてくれるのはとてもありがたいですね。

さらに太陽光発電システムや蓄電池などの設備を導入し、使用電力を“見える化”すれば電力の自給自足を図れるだけでなく、節電への意識が高められますよ。

 

【メリット③セキュリティも高められる】

スマートホームなら、玄関の施錠忘れも外出先から手軽に確認ができます。万が一鍵をかけ忘れた際も、遠隔操作ができるのでセキュリティ面でも安心です。

不審者が侵入しようとしたときも、通知機能で外出先にいる家族にお知らせが行く…なんてことも。

ほかにもスマートカメラを用いれば、在宅中の高齢者や子ども、ペットなどの見守りを行うことができます。

【メリット④家事が楽になる】

スマートスピーカーを導入すれば、家電の音声操作が可能に。両手がふさがっていても、「○○して」と指示を出すだけなので、「ながら家事」ができるんです。

忙しい夕食の時間も、料理をしながら他の家電をこなしたり、買い物リストに必要なものを追加したりすることができるので、家事がスムーズに進められるでしょう。

また、遠隔操作が可能なタイプであれば、外出先からボタン1つでお風呂のお湯はりをしたり、エアコンのスイッチをオンにしたりすることも。

1分1秒でも時間を無駄にしたくない!という共働き家庭には、スマートホームのある生活で心にゆとりができると嬉しいですね。

 

【メリット⑤健康管理ができる】

スマートホームなら、家族の健康管理も手軽に行えます。

たとえば、スマホやパソコンと連動している体重計で日々の健康管理を行えたり、専用のベッドを使用することで睡眠を管理したりすることができます。

睡眠時間を記録するだけでなく、入眠に入ると自動でテレビや照明をオフにしてくれる機能も。スマートホーム化で睡眠の質を向上させれば、健康への意識も高まるかもしれませんよ。

スマートホームの具体的な活用例

いま注目の「スマートホーム」とは?おすすめの使い方5選と導入のメリット・注意を徹底紹介

スマートホームの導入にはある程度の費用がかかりますから、無駄なく活用する必要性がありますよね。ここではスマートホームをどのように生活に取り入れていたらよいのか、具体的な活用例をご紹介します。

【活用例1.離れて暮らす高齢の家族とつなげる】

スマートカメラを双方の自宅に導入すれば、離れて暮らす高齢の家族の見守りを行うことができます。

通話機能付きであれば、声掛けを行うこともできるので安心!

離れていてなかなか会えない家族とも適宜コミュニケーションがとれ、家族の絆もグッと深まるでしょう。

【活用例2.留守番中の子どもを見守る】

働くパパやママをサポートしてくれるのも、スマートホームの良さ。

スマートカメラやカメラ機能付きのスマートスピーカーを活用し、留守番中の子どもの見守りに役立てるのもおすすめです。

 

通話機能で「ただいま」と職場にいるパパやママに連絡をしたり、スマートカメラで子どもの様子を確認したりすることも。

学校から帰ってきて時間になったら1人で習い事に行ってもらう際も、遠隔操作でママがアラームを設定して子どもにお知らせしたり、うっかり子どもが施錠をし忘れて外出した際に遠隔でロックしたりもできます。

 

携帯電話を持たせるのはまだ早いと感じる年齢のお子さんも、スピーカーに話しかけるだけなので通話の操作も簡単です。

【活用例3.朝の身支度をスムーズに】

朝の忙しい時間帯も、スマートホームを導入すればとてもスムーズに。

起床時間に合わせてカーテンを自動で開けるよう設定すれば、目覚ましをかけてもなかなか起きてくれない子どもの目覚めを心地よくサポートしてくれます。ママがわざわざ子どもを起こしに行く手間も省けますね。

 

また、コーヒーメーカーと連動させて自動でオンするように設定しておけば、朝食の準備も効率よく行えるでしょう。

加えて、スマートスピーカーに「今日の天気は?」と聞き、天候や温度などの情報を取得すれば、服装に悩むこともありませんね。

 

【活用例4.家事シェアをストレスフリーに】

共働き家庭においてマストなのが「家事シェア」。しかし、苦手な家事を行い、うまくいかずに失敗されるとお互いにイライラしてしまいますよね。

そんなときもスマートホームの出番!

 

掃除はロボット掃除機に、洗濯はスマート洗濯機に…というように家事を自動化すれば、家事シェアもスムーズ。

適切な洗剤量と洗い方を自動で選択してくれるので、衣類を傷めてしまう心配もありません。もちろん、外出先から洗濯機を遠隔で稼働させることも可能なので、帰宅前に洗濯スタートをさせ、帰宅後すぐに干せるという効率化も図れます。

【活用例5.在庫管理で買い物を無駄なく効率的に】

日用品や食品をまとめて購入し、ストックしておく方も多いと思いますが、意外と在庫管理が大変ですよね。

余計に買い足してしまったり逆に必要なものを買い忘れてしまったりすることも…。

そんな買い物の無駄を省いてくれるのもスマートホーム!

出先から自宅のストック状況を把握できれば、買い忘れや在庫切れ、在庫過多のような失敗を防げるでしょう。

 

スマートホームを導入する際の注意点

いま注目の「スマートホーム」とは?おすすめの使い方5選と導入のメリット・注意を徹底紹介

スマートホームを導入すると、日々の暮らしがとても便利で豊かになります。ですがその一方で、注意しなければならないことも。

ここではスマートホームを導入するにあたって、あらかじめ注意しておきたいポイントをご紹介します。

 

【あらかじめWi-Fi環境を整える】

スマートホーム化するにあたっての基本は、Wi-Fi環境の構築がマストです。

すでに契約をしている方でも、スマートホーム化するにあたって十分な利用環境であるかは確認しておいた方が安心でしょう。

【コンセントの位置・数量を確認する】

スマートホームは、冒頭でご紹介したとおり、専用の機器を設置すれば後付けでも導入することができますが、問題なのがコンセントの位置や数。

家電を動作させる電源コンセント以外にも、スマートスピーカーやスマートリモコンなどのスマートホーム化させるための機器も設置しなければならないため、意外とコンセントの数は必要です。

また、どこでどのように利用するのが利便性が良いのかも考えながらコンセントの配置を決めなければいけません。

たとえばロボット掃除機の充電基地の場所は、リビングが良いのか、玄関収納が良いのか…、スマートスピーカーを設置する場所は、リビング以外に寝室や子ども部屋にも必要か…など。

その後の暮らしをイメージしながらコンセントの位置や数を決めていけるといいですね。

 

【スマートリモコンの場合は設置場所に注意する】

スマートリモコンの場合、赤外線を使って家電を動かすため、使いたい機器との間に障害物があると動作しにくくなってしまいます。

スマートリモコンで操作したいものを決め、操作性が良くなるような配置を検討しましょう。

【ネットワークセキュリティを強化する】

スマートホームを導入する場合、ネット環境がベースですからセキュリティを高めておくことが必要です。

外部からハッキング等をされれば、簡単にスマートカメラを乗っ取られたて盗撮されたり、玄関ロックの施錠を解除されたりする危険も。

セキュリティが甘いと、不正アクセスなど悪用される恐れもあるため、ネットワークセキュリティは強化しておくと安心です。

スマートホームの導入で日々の暮らしを快適に

いま注目の「スマートホーム」とは?おすすめの使い方5選と導入のメリット・注意を徹底紹介

スマートホームを導入すれば、毎日の面倒なことが今よりもっとスムーズに、手軽に行えるようになります。

家事が今より時短になれば、その分家族との時間を楽しめるでしょう。

朝の身支度だって、時間が短縮できた分、ホッとひと息つく時間として使うこともできますし、資格の勉強やストレッチなど自分磨きの時間に使うこともできますよね。

 

パソコンやスマホが1人1台というのが当たり前の時代。

今後ますますスマートホームの普及率が高まることが予想されますから、これからの家づくりはスマートホーム化を視野に入れ、間取りやコンセントの配置を検討するといいかもしれませんね。

 

私たち無添加計画では、様々なお客様のライフスタイルに沿った“快適さ”をご提案しています。スマートホームの導入もその1つ。

家中すべてをスマートホーム化させるのはハードルが高いという方も「ここを楽にしたい」「この家事ストレスを解消したい」といったポイントづかいするのもおすすめです。

この機会にスマートホームについて知識を深め、ぜひ家づくりに活かしてくださいね。