玄関土間収納はあると便利!散らかりやすいものを設置するメリットとは?

玄関土間収納はあると便利!理想的な間取りにするために考えるべき4つのポイントと実例集

玄関土間収納とは、玄関スペースに設けられた収納スペースのこと。土間収納やシューズクローゼット・エントランスクロークとも呼びます。

玄関土間収納は、散らかりやすい玄関周りのものをスッキリ収納できるのでとても便利!急な来客があっても、いつも玄関がおしゃれで整頓されたままなのは嬉しいです。

 

しかし、それなりのスペースを確保しなければならないため、本当に必要なのか悩んでしまう方も…。

そんな方のために、玄関土間収納があるとどんなメリットがあるのか?以下で詳しくご紹介します。

メリット①外で使うものを室内に持ち込まず収納できる

玄関土間収納があると、外で使用する子どもの砂遊び道具やガーデンニング・アウトドア用品等を室内に持ち込まずに収納することができます。砂や土で部屋の中が汚れてしまうこともないので、片付けもしやすいです。

また、ベビーカー、三輪車、ゴルフバッグなど室内に置いておくのは邪魔だけど、屋外だと盗難や雨風にさらされてしまうようなものも収納できるので、いざ使うときにさっと取り出しやすくて便利です。

メリット②外出~帰宅の動線がスムーズ

玄関土間収納があると、外出時に使う靴やコート、バッグを収納しておけるので、身支度がとても効率よくなります。

特に雨の日にしか使わない傘やレインコートは、玄関周りに置きっぱなしになってしまうので、収納場所がしっかり確保されていると安心です。

メリット③花粉やウイルスを室内に持ち込まずに済む

コートや帽子、バッグなど、外出時に使うものを玄関土間収納に置いておけば、室内に花粉やウイルスを持ち込みにくくなります。

また、リビングなどに床置きしがちなバッグも、玄関土間収納に置く習慣ができれば、お部屋も散らからずきれいな状態をキープしやすくなります。

 

メリット④玄関をスッキリ整頓できる

来客時に最も目に留まる場所といえば「玄関」。

しかし、玄関は靴や傘などいろいろなもので散らかりやすくなります。

そんなときも玄関土間収納があれば、スッキリ片付けることができるので、急な来客があっても安心です。

お客様を迎える玄関は、いわば「家の顔」ですから、雑多な印象を与えないように玄関土間収納で整理整頓しておくといいでしょう。

いつでも美しい状態を保ちやすいので、忙しい方にもおすすめです。

 

失敗しない!玄関土間収納を取り入れる際の4つのポイント

玄関土間収納はあると便利!理想的な間取りにするために考えるべき4つのポイントと実例集

実際に家づくりで玄関土間収納を取り入れる場合、どのような点に注意すればよいでしょうか?以下を参考に、設置場所やデザイン・広さなどを検討し、使いやすい玄関土間収納を取り入れましょう。

ポイント1.玄関土間収納の設置場所と動線を工夫する

玄関土間収納を設置する場所は、基本的には玄関横ですが、実は周辺の間取りとの連携を図ることで、よりスムーズな移動を行うことができます。

 

たとえば、玄関土間収納近くに洗面スペースを設けておけば、帰宅後の手洗いうがいがしやすいです。小さな子どもがいる家庭なら、手洗いうがいの習慣を付けやすくなります。

また、玄関土間収納近くにキッチンを配置する間取りも◎。

パントリーの要領で、購入した日用品や重たい飲料ケースなどをスムーズに出し入れすることができるでしょう。

キッチンでまとめたゴミを玄関土間収納スペースに出しておくこともできるので、ゴミ出しも効率よく作業できます。

 

ほかにも、玄関土間収納から直接玄関ホールへつながる動線を確保すれば、室内からも行き来がしやすくなります。

このように玄関土間収納を設置する場合は、毎日の暮らしをイメージしながら設置場所と動線を考えるといいと思います。

 

ポイント2.玄関土間収納のデザインを考える

玄関土間収納は人の往来が激しい玄関横に設置しますから、デザインも検討すべきポイントです。

たとえば、扉の有無。

あまりスぺースが確保できない玄関ですから、玄関土間収納に扉を付けるか、どのようなタイプの扉にするかはよく検討した方がいいでしょう。

 

出入りが激しい場合は、扉をなくしてオープン収納にしてもOK。オープン収納なら、風通しが良くなるので、内部に湿気が溜まりにくくなるメリットがあります。

しかしその一方で、玄関から丸見えになってしまう心配も…。ゴミや汚れた外遊び道具などを見られたくない場合は、ロールスクリーンやカーテン、ブラインドなどを設置して来客時に目隠しするという方法がおすすめです。

 

しっかりと扉を付けたい場合は、開き戸ではなく引き戸のように、狭いスペースでも開け閉めしやすいタイプがいいでしょう。引き戸であれば、普段は開けっ放しにしておきたい場合も通行の邪魔にならずに済みます。

ポイント3.玄関土間収納の容量を考える

玄関土間収納をつくる際は、中に何を収納したいのかを考え、それに見合うサイズを決めましょう。あまり広く面積をとりすぎると他の間取りを圧迫してしまいますし、逆に狭すぎてしまうと必要なものを収納できず、使い勝手が悪くなってしまいます。

何を、どのように収納したいのか?

どのような使い方をしたいのか?

などをより具体的にイメージしてから収納容量を見極めましょう。

 

ポイント4.玄関土間収納の使いやすさを考える

玄関土間収納を最大限に活用するには、可動式棚やフック、ハンガーラックなどを設置するのがおすすめです。

収納する物によって、掛ける・吊るす収納ができるようにしておけば、出し入れもしやすく、使い勝手が良くなるでしょう。

 

傘やレインコートなどを収納する場合は湿気がこもりやすくなるので、物干しスペースを確保したり、窓がない場合は換気扇を設置したりするのもいいでしょう。

おすすめは“コンセント”の設置。

自転車のバッテリーを充電したり、除湿器や工具を使ったりするときに役立ちます。

 

 

玄関土間収納のあるお家の実例集

玄関土間収納はあると便利!理想的な間取りにするために考えるべき4つのポイントと実例集

玄関土間収納は、日々の暮らしの動線を具体的にイメージすることで、実用性がグッと上がります。

間取りやデザインなど、以下を参考にしながら、自分たちの家づくりにどのような玄関土間収納を取り入れたいのか考えてみてください。

土間からも室内からも出入りできる利便性が◎

土間からも室内からも出入りできる玄関土間収納は、最も人気のタイプ。外出時に必要なものをサッと取れるので、動線もコンパクトです。出入口がどちらも引き戸になっているので、来客時は閉めて内部を見せないようにできるのも嬉しいポイントです。

 

カーテンで目隠しすれば開閉がスムーズ!

引き戸や開き戸などの扉を設置できない場合は、カーテンで目隠しをするのもおすすめです。

カーテンなら開け閉めが手軽にでき、扉に比べると通気性もあります。デザインも豊富なので、インテリアの一部として好きな色柄を選べるというのもメリットです。

こちらのお家は、壁の色と統一感があるので、見た目もおしゃれに。扉とは違った軽さや柔らかさもあって素敵です。

オープンタイプなら湿気がこもらず開放的に

引き戸を設置する壁がない場合は、オープンタイプの玄関土間収納にし、開放感を持たせてもいいでしょう。こちらのお家のように、壁を使って目隠しをすれば、オープンタイプでもスッキリ見せられます。扉がない分、湿気やニオイがこもりにくくなるのもおすすめポイントです。

玄関土間収納をファミリー玄関にすればエントランスがスッキリ!

こちらのお家のように、室内への出入り口を2つ設ければ、玄関土間収納が家族専用のファミリー玄関に。これならいつでもエントランスがスッキリ片付き、美しさをキープできます。土間収納から洗面脱衣所やキッチンへ動線をつなげれば、より快適さがアップします。

玄関土間収納は内装も使いやすくカスタマイズ

玄関土間収納は、収納スペースを工夫することで収納効率を各段にアップさせることができます。可動棚を設け、収納するものの高さによって無駄なく調節すれば、片付けやすく見えやすいです。散らかりやすい細かなものは、カゴやボックスで整理するのが◎。ラベルを貼っておけば、中に何が入っているかも一目瞭然です。ハンガーラックがあれば、吊るす・掛ける収納もしやすく利便性も良くなります。

玄関土間収納から洗面スペースへ…動線の工夫で使いやすく!

玄関土間収納から洗面スペースへと移動できれば、外出から帰ってきたときの手洗いうがいがとても楽。収納棚も同じシリーズのボックスを使っているので、スッキリと整って見えます。

玄関土間収納を賢く取り入れて快適な暮らしを!

玄関土間収納はあると便利!理想的な間取りにするために考えるべき4つのポイントと実例集

玄関土間収納があると、玄関周りの収納力がアップするだけでなく、外出時の身支度がスムーズになるなどメリットがたくさんありますから、スペースに余裕がある方は設置を検討するのがおすすめです。

住まいの広さや家族構成、ライフスタイルなどから自分たちにピッタリの理想の間取りを実現させましょう。

 

私たち無添加建築設計では、それぞれの暮らし方に合った家づくりをご提案しております。好みのインテリアやデザインはもちろん、家族構成や仕事・趣味、将来設計など細部にわたってご希望をヒアリング。

せっかく家づくりをするのですから、“一生モノ”にしたいでしょう。家づくりにおいて重要な収納も、後悔しないよう、慎重に検討しましょう。

これから家づくりを検討されている方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。