家のこと(新築)
2022.4.05. TUE
自然素材の家がアレルギーで悩む人におすすめな理由とは?こだわりの家で家族の健康を守ろう
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自然素材の家とアレルギーの関係
日本人のおよそ3人に1人が何らかのアレルギーに悩まされていると言われている今。
もはや国民病とも言われている花粉症をはじめ、食物アレルギーや喘息、アトピー性皮膚炎など様々なものがありますよね。
アレルギーの原因となる物質を「アレルゲン」と言いますが、実は私たちの身の回りには多くの「アレルゲン」があり、それは家の中にも存在するんです。
その代表と言えるのが、ダニ、ハウスダスト、カビなど。
家の中が本当に安全な場所であるために、極力アレルギーの原因となる物質を排除するような家づくりをすることが大切かもしれませんね。
そしてそれを叶えてくれるのが今回ご紹介する「自然素材の家」です。
自然素材の家は、家を建てる際に必要な床材や壁材などを自然由来のものを使ってつくっています。
自然素材の家は調湿効果が高いため、結露の発生を抑え、カビ・ダニの発生も防いでくれるんですよ。
そこで今回は、私たちが住む家とアレルギーの関係についてご紹介します。
なぜアレルギー対策に自然素材の家がおすすめと言われるのか、その理由も詳しく解説していきます。
アレルギーは子供に多いって本当?
厚生労働省の資料によると、アレルギーを持っている人の割合で最も多いのが0~19歳の子供たちなんだそうです。(※)
アレルギー患者における19歳以下の子供の割合は以下の通りです。
◎喘息…38%
◎花粉症などのアレルギー性鼻炎…43%
◎アトピー性皮膚炎…36%
確かに近年は、食物アレルギーや花粉症などに悩まされる子供が急増しており、子育て中のパパやママを悩ませていますよね。
「苦しそうなわが子を見るのがつらい!」
「なんとかしてあげたい!」
と思うのが親心でしょう。
※参考資料:厚生労働省-アレルギー疾患の現状等 資料P11
【特に気を付けたい3大アレルゲン】
アレルギーとは、原因となるアレルゲン物質に対し過剰に反応することで起こるものと言われています。
その中で特に注意したいのが、ハウスダスト、カビ、ダニの3つ。
これらは、アレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などの原因になることが多いのだそうです。
この3大アレルゲンを含む空気を長期にわたってたくさん吸い続けることでアレルギー性疾患を発症しやすくなります。
体の小さな子供であれば、なおさらその影響は大きいでしょう。
私たちが口にするのは、食べ物や飲み物よりも圧倒的に「空気」が多いのですから、健康維持のためには室内空気を清浄に保つことが大切ですね。
特に自宅で過ごすことの多い小さな子供にとっては、家が安全な空間であることが望ましいでしょう。
自然素材の家は、そんな子供たちが安心安全に住むことができる家なんですよ。
自然素材の家はなぜアレルギーに悩む人におすすめなの?
冒頭でご紹介したとおり、自然素材の家はアレルギーの原因となる「ハウスダスト、カビ、ダニ」などを抑制する効果があると言われていますが、一般的な家とどのような違いがあるのでしょうか?
ここでは自然素材の家はなぜアレルギー疾患に悩んでいる人におすすめなのか、その理由について詳しくご紹介します。
理由①自然素材の家は調湿効果が高いから
自然素材の家に使われる無垢材や漆喰には、調湿効果があります。
これにより、室内の湿度は一年中快適な状態へと保たれます。
快適な湿度というのは、40~60%程度。
60%以上になるとカビやダニが発生しやすい環境になるので、アレルギー疾患を引き起こす原因になってしまうでしょう。
カビやダニの発生は、家自体にもダメージを与え、劣化の原因にもなるので湿度を調節することはとても大切なことなんですよ。
理由②自然素材の家は断熱性が高いから
カビやダニの発生を促す原因の1つに「結露」も挙げられます。
結露とは、外気温と室内温度の差が生じることで起こるため、寒い冬によく見られる現象です。
結露が生じるのは玄関ドアや窓に多いですよね。結露による水滴をそのままにしておくと湿気が溜まりやすくなり、カビが発生しやすくなります。
さらにカビをエサにして繁殖するダニの発生も許すことになるので、室内空気を汚してしまうことにつながりますね。
この結露を予防するためには、断熱性を高めることが大切です。
自然素材の家に使用されている無垢材や漆喰は断熱性に優れているため、外気温に左右されにくく、結露が生じにくいとされています。
加えて家全体が季節問わず心地よい温度に保たれるため、寒さを感じにくく、寒暖差によるアレルギー性鼻炎なども生じにくいと言われています。
暖かい家というのは免疫力もアップしますから、断熱性を高めた自然素材の家で健康改善をするのがおすすめですよ。
理由③漆喰には室内空気をキレイにする効果があるから
断熱性や調湿性だけでなく、漆喰には室内の有害物質を吸収し分解してくれる働きもあるため、室内空気がいつもキレイな状態に保たれます。
定期的に換気をすることでこのような漆喰本来の働きが十分発揮できるため、しっかりと空気の入れ替えを行うことも必要ですよ。
理由④自然素材の家は人体に有害な物質を発生させないから
アレルギーだけでなく私たちが家に住むことによって健康を害することがあるのが、有害な化学物質による「シックハウス症候群」です。
シックハウス症候群の原因となるのは、一般的な家に使われるビニールクロスや合板、集成材などの接着剤から揮発した成分。
これらを吸い込むことによって、頭痛やのどの痛み、吐き気など様々な症状に悩まされます。
このような化学物質による健康被害はとても深刻で、せっかく家を建てたのに住めなくなってしまうこともあります。
自然素材の家ならば、このような化学物質を含む建材は使用しませんので、小さな子供はもちろん、どの世代の人にとっても安心して住むことができるんです。
ただし、自然素材の家の定義は明確に決まっているわけではありません。
取り扱う業者によっては、自然素材の家と謳っていても化学物質を含んだ建材を使用することもあるようです。
健康維持のために自然素材の家を建てようと考えている場合は、予めどんな建材を使っているのか、よく確認してから家づくりを依頼するようにしましょう。
アレルギーに悩むからこそ自然素材の家に暮らそう
今回ご紹介したとおり、自然素材の家は一般的な家に比べて断熱性や調湿性に優れているため、アレルギー疾患をはじめ、様々な病気の改善になると考えられています。
アレルギーに関して言えば小さな子供に多い疾患ですから、健康を守るためにも家を建てる際は自然素材のような“建材”にこだわることが望ましいですね。
そして、こまめな掃除をすること、換気を行うことなどを徹底し、室内空気をキレイに保つよう努めましょう。
私たち無添加計画でも、漆喰や無垢材を使用した自然素材の家を推奨しています。
見た目の美しさだけでなく自然素材が持つ様々な効果は、私たちの暮らしに豊かさをもたらしてくれるでしょう。
実際に自然素材の家に住んでいる方からも、
「アレルギー検査でハウスダストが検出されなかった」
「ひどかった花粉症が徐々に改善されてきた」
といったお声も聞こえています。
健康だからこそ、毎日の生活が楽しくなりますし、心も明るく前向きになれますよね。
これから家づくりを検討されている方はぜひ、家族みんなが笑顔になれるような家づくりをしていただきたいなと思います。
COLUMN
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