家を建てるならいつがいい?

家を建てるのはいつ?費用や平均年齢など無理のない住宅取得に欠かせないベストなタイミングを知る3つのヒントを徹底紹介

憧れのマイホーム。

理想の家を建てることができたら、どんなに幸せだろう…。

誰もが一度は思い描く「夢」ですよね。

 

しかし、家を建てるというのは、人生において非常に大きな出来事。思いつきや軽い気持ちでできるようなことではありませんよね。

住宅ローンを組んで無理なく返済できる年齢を考慮したり、結婚出産、転職・進学などライフイベントなどを考慮したりするのも1つのタイミングです。

今回は、あくまでも無理のない住宅取得のために、一体いつ家を建てるべきなのか?それを知る3つのヒントや住宅取得に欠かせない補助金制度などについてご紹介します。

 

1.家を建てるタイミングは「平均年齢」を参考にして

家を建てるのはいつ?費用や平均年齢など無理のない住宅取得に欠かせないベストなタイミングを知る3つのヒントを徹底紹介

国土交通省が令和3年に実施した「住宅市場動向調査」(※)では、初めて注文住宅を取得した世帯主の平均年齢は、30代が圧倒的に多く46.5%、次いで40代が多く23.3%という結果でした。

この結果でわかるとおり、多くの人が働き盛りである30代で家を建てています。

なぜ30代で初めて住宅を取得するに至ったのか?その理由はやはり「金銭面」。

家を建てるには、ある程度のお金が必要です。仕事が安定し、収入が安定している30代の方が、それ以外の世代に比べて家を建てるのに適していると言うことが考えられます。

また後ほど詳しくご紹介しますが、ちょうど結婚や出産といったライフイベントが重なるのも30代。家族が増えることで「今の家が手狭になった」「子育てしやすい家を手に入れたい」など、住宅取得のきっかけになる出来事が多いというのも理由の1つでしょう。

39歳以下であれば若者夫婦世帯ということで、たとえ子どもがいなくても住宅取得の際の補助が受けられる場合がありますから、30代のうちに家を建てようか悩んでいる方にとっての後押しになりそうですね。

 

※出典:国土交通省HP「令和3年度 住宅市場動向調査」より

2. 家を建てるタイミングは「無理のない返済」を考えて

家を建てるのはいつ?費用や平均年齢など無理のない住宅取得に欠かせないベストなタイミングを知る3つのヒントを徹底紹介

私たちにとって、「家を建てる」ということが、ゴールではありませんよね。

建てた家で、いかに充実した暮らしをするかが大切です。

そのためには、無理のない住宅資金を捻出すること。

 

住宅ローンの返済ばかりで、生活が苦になる・子どもに十分な教育資金が用意できない…となっては本末転倒です。

 

人生において最も大きな支出となる

・住宅

・教育

・老後

この3つの資金をバランスよく確保できるタイミングで家を建てるというのも1つのポイントと言えるでしょう。

 

たとえば…

◎老後の資金を確保するために、なるべく早めに家を建て、住宅ローンを早く完済させたい

◎子どもが3人いるから住宅ローンはできるだけ長く借りて、教育資金に余裕を持ちたい

など、家族構成や将来の人生設計によっても様々な考え方があります。

 

35年ローンを組めるのは45歳まで可能ではありますが、定年退職後のことを考えると、そこまで家を建てる時期を遅らせるのは現実的ではなさそうですよね。

今は超低金利時代といわれていますから、なるべく30代前半で家を建て、子どもの教育資金を確保しつつ、資金に余裕が出たときに繰り上げ返済をしていく…というような流れがおすすめです。

家を建てるにあたっては、このようなライフプランを考えながら、無理のないタイミングを選ぶようにしましょう。

【無理のない返済プランを知るにはライフプランニングがおすすめ】

資金面で家を建てる時期に悩んでいる…という方は、まずは専門家にライフプランニングをしてもらいましょう。ライフプランニングとは、現在の収入・支出や出産・子どもの進学などのイベントを含めた具体的な暮らしのプランを立てることで、必要な資金をどのように準備・調達するかを考えることです。

このライフプランニングをすると、「使えるお金」と「将来のために貯蓄すべきお金」が見えてきて、家計の整理に役立ちます。

 

また、家を建てるということが、夢ではなく現実的なものとして捉えることができるので、予算や時期を具体的に家族で話し合うことができるでしょう。

このようにライフプランニングをしたほうが、将来的な家計の破綻を心配せずとも無理のない住宅ローンを組むことができます。

家を建てる前に、まず家計を知る・家計を見直すことから始めましょう。

3.家を建てるタイミングは「ライフイベント」を重視して

家を建てるのはいつ?費用や平均年齢など無理のない住宅取得に欠かせないベストなタイミングを知る3つのヒントを徹底紹介

家を建てるのに適しているのは、金銭面の充実から考えて、30代とお伝えしました。

しかしこの30代というのは、一般的に見て、家を建てる以外の大きなライフイベントがたくさんある時期。

たとえば…

・結婚

・出産

・子どもの進学

などが挙げられますよね。

 

冒頭でもご紹介したとおり、家族が増えたり成長したりすることで、次のステージへ上がっていくことが住宅取得のきっかけになったというケースです。

このように、家族のライフイベントを重視し、一生住む家を建てるというのも1つです。

 

【結婚を機に家を建てるメリットとデメリット】

結婚を機に家を建てるメリットは、早く住宅ローンを組むことで、それだけ早く完済できるということ。生活の基盤もしっかり整い、長い目で見た将来設計を組むことが可能でしょう。

一方、子どもが何人増えるのか、進学先はどこにするのかなどがハッキリと見えず、家を建てる場所や間取りを見誤ることもあるかもしれません。

【出産を機に家を建てるメリットとデメリット】

出産を機に家を建てるメリットは、ある程度、子供の生活スタイルがイメージしやすいので、間取りや生活導線を考えた家づくりが可能になります。

また、幼稚園や学校などの子育て環境を重視した土地に家を建てることもできるでしょう。

しかしその一方で、子供が小さいうちは、家を汚されやすいというデメリットも。せっかくの新築なのに、壁や床に汚れや傷がついてガッカリした…ということも考えられますね。

【子供の進学を機に家を建てるメリットデメリット】

子どもの進学を機に家を建てるメリットは、子どもの生活基盤を整えられるという点にあります。

実際、子どもが小学校へ進学した後では、学区が変わってしまうことを本人が嫌がることもありますから、なるべく就学時前に家を建てる人が多いようですね。

新しい環境に馴染むというのは、親だけでなく子どもにとってもストレスです。進学先の学校に通う前に家が完成し、入居できるよう余裕を持って計画できると良いでしょう。

 

特に注文住宅の場合は、要注意!入学時期から逆算して準備を進めていかないと、万が一工期が遅れた場合に入居が間に合わない場合もあります。

ウッドショックやコロナウイルスによる不況の影響は?

家を建てるのはいつ?費用や平均年齢など無理のない住宅取得に欠かせないベストなタイミングを知る3つのヒントを徹底紹介

家を買うタイミングについては、昨今のウッドショックやコロナウイルスによる不況の影響などその他の懸念材料も多く、より迷ってしまうと思います。住宅の購入価格が値上がりしている今は買い控えた方がよいのでしょうか?

 

実のところ、ウッドショックやコロナウイルスの状況が落ち着くかどうかは、現在も不明瞭なまま。

いつこの状況が回復に向かうのか、それはまだ誰にも予測が付かない状態なんです。

ですから、あまりウッドショックやコロナウイルスの状況を考えず、自分たちのタイミングで住宅取得を目指すのが理想!

このまま待っていても、逆に物価が上昇したり金利が上昇したりするリスクもあります。

 

また、「ここに住みたい」という具体的なプランがある場合は、気に入った土地が見つかったときに購入しておかないと他で契約が進んでしまうケースもあります。

買えるときがタイミング!

外部の要因にあまり左右されないように注意しましょう。

活用したい!住宅取得に関する補助金制度【2023年度版】

家を建てるのはいつ?費用や平均年齢など無理のない住宅取得に欠かせないベストなタイミングを知る3つのヒントを徹底紹介

住宅取得時に活用できる補助金制度も今はとても豊富!費用面が不安で家を建てるタイミングに悩んでいる方は、補助金制度を利用して賢くお得に家づくりをしましょう。

ここでは2023年1月時点で公表されている補助金制度について、いくつかご紹介します。

【新築なら最大100万円の補助!「こどもエコすまい支援事業」】

こどもエコすまい支援事業は、子育て世帯・若者夫婦世帯を対象に高い省エネ性能を持つ(ZEH相当)新築住宅に対して補助する制度です。

新築住宅取得の場合は、最大100万円。

リフォームの場合は、すべての世帯が対象となり、原則最大30万円(子育て世帯・若者夫婦世帯の場合は最大60万円)の補助が受けられます。

2023年3月下旬から受け付け開始予定ですが、予算上限に達した時点で受付期間内でも締め切られてしまうことがあるため、これを機に住宅取得に向けて本格的に動き出してみるのもいいかもしれませんね。

 

※こどもエコすまい支援事業についての詳細はこちら

【ZEH住宅なら最大150万円の補助「地域型グリーン化事業」】

昨年度から延長となった地域型グリーン化事業。一定の住宅性能を保有しているや地域の木材を使用していることなどが条件です。

こちらもZEH住宅であれば最大150万円の補助を受けることができ、もし二世帯住宅など三世代同居をする場合はさらに上乗せで補助を受けることができます。

子世帯だけでは住宅取得をするのに資金面で不安が残る、あるいは親が保有する土地を有効活用したいという場合に二世帯住宅を検討するのも1つの手段です。

 

【既存住宅のリフォームで最大200万円の補助「先進的窓リノベ事業」】

既存住宅のリフォームを検討中なら、断熱性能を高めるための窓改修工事に活用できるこちらの補助金がおすすめ。

外気の出入りが最も多い「窓」を、複層ガラスなどの断熱窓に変えることで冷暖房効率を改善します。高騰する冷暖房費の負担を減らせるだけでなく、過剰に冷暖房を使わないことから二酸化炭素の排出量を抑える効果も。

お財布にも地球にも優しいリフォームで、既存住宅の快適さをアップするのも1つの家づくりの形ですね。

家を建てる最適なタイミングを考えよう

家を建てるのはいつ?費用や平均年齢など無理のない住宅取得に欠かせないベストなタイミングを知る3つのヒントを徹底紹介

家を建てる最適なタイミングというのは、その家族によって様々です。

一生で最も大きな買い物ですから、ぜひ、家族でよく話し合って最適な時期を考えてみて下さい。

 

私たち無添加計画では、今回ご紹介したような事前のライフプランニングを通し、家を建てるタイミングや資金調達に向けた準備などについて相談を受け付けています。

「家を建てるのはいつがいい?」

「家を建てる十分な資金はある?」

など一緒に考えていくことで、おのずと住宅取得の絶好のタイミングが見えてきますよ!

迷われている方はぜひ一度、お電話ください。