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【「建てる前」に読む本】を建てた後に読んでみた~仙台支店で建てた健康注文住宅に入居中!~

山形市で健康注文住宅に入居中の42tkbtsです。

『後悔先に建たず』

建ててから悔やんでも取り返しがつかないことを、著者は何度も強調しています。

「専門家に任せればよい家ができる!」と考えたら後悔の始まりであり、そう考えている人が多いのだそうです。

家づくりで後悔しないためには、決して家づくりを人任せにしないという決意が必要だと痛感する一冊です。

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▼ 【「建てる前」に読む本】を建てた後に読んでみた
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【NPO法人 家づくり援護会(2003)『「建てる前」に読む本』、作品社】

人任せにしないためには、情報収集したり、予備知識を身に付けたりしなければなりません。

では、家づくりにどれくらいの準備期間が必要なのか?

『家づくりを決意してから竣工まで、少なくとも2年程度の時間的余裕をもつのがよいでしょう。』

と著者は提案しています。

2年はあまりにも長く険しい道のりのように感じてしまいますが、それぐらいの覚悟をもって準備してこそ、後悔のない家づくりができるということです。

ちなみに私は「4年」ほどの時間的余裕をもてたおかげか(頭金を貯めるのに時間がかかった…)、今のところスイッチの位置以外は後悔のない家づくりができました。

2年も準備していたら機会を逃してしまうという方のために、私が深く納得した箇所を簡単に「3点」記しておきます。

 

【① 契約については、すべての与件が整ってから締結すること】

建築工事請負契約の時期は、計画がすべて決まり、その内容・規模について詳細に金額の取り決めがなされた後でなくてはならないということ。

つまり、建物の細かい仕様まで双方合意を結んでから契約するのです。

この手の書籍で必ずといっていいほど出てくる注意点です。

 

【② 「有名だから」という大手信仰を捨てることが、安くて良質な家を手に入れるコツ】

1960年代後半から、棟梁に代わってハウスメーカーが家づくりの主役になったようです。

ところが、大規模なハウスメーカーが存在するのは世界広しといえども日本だけの現象とのこと。

住宅展示場は、実際に家を建てようとしている人が施工業者を選ぶ場所としてはさほど便利にはできておらず、業者選びで最も容易で主体性のない方法は、「有名だから」という理由で選んでしまうことだと著者は指摘しています。

安易な業者選びが取り返しのつかない家づくりにつながってしまうので、慎重に業者を選ばなければなりません。

 

【③ 合板や集成材という工場生産品は、ほとんどが接着剤の塊】

『シックハウス症候群』という言葉を聞いたことがあると思います。

シックハウス症候群とは、主に構造用合板等に使われる接着剤に含まれるホルムアルデヒドをはじめ、トルエン、キシレン、バラジクロロベンゼン等の化学物質が原因となって発症する病気です。

現在は、様々な化学物質の発散もあるので、住人の身体への影響を低減するために換気設備を設けることが原則となっています。

言ってみれば、室内の空気は化学物質で汚れるのが当たり前だから、強制的に空気は入れ替えましょうということです。

使用する建築材料に含まれる化学物質を理解した上で、家づくりをすべきだということです。

 

【家づくりを急いで得をすることなど何一つない】

以上、3点のみのご紹介となりましたが、詳しくは本書をお読みください。

まずは、『家づくりを急いで得をすることなど何一つない』ということを肝に銘じることが、家づくりの一歩目になると思います。


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自然素材と無垢材でつくる、高断熱、高耐震の健康住宅。
私が選んだのは、無添加計画です。
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