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リビングにテレビを置くデメリットをアフォーダンス(ものに含まれる指示)で考える~仙台支店で建てた健康注文住宅に入居中!~

山形市で健康注文住宅に入居中の42tkbtsです。

家族そろってリビングでテレビを見ている姿は微笑ましい光景にうつると思います。

ただ、テレビを見過ぎるのはよくないと考えている人は多いのではないでしょうか。

そこで、テレビが面白いから見過ぎてしまうということ以外で、長くなる視聴時間の原因を考えてみました。

 

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リビングテレビはテレビを見るように仕向けられている
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我が家ではリビングにメイン使いのテレビを置いているのですが、設置することに私はあまり賛成ではありませんでした。理由は…

「テレビを見れば見るほど時間を奪われて損した気分になる」

と思っているからです。私が子どもの頃にテレビっ子(ドラマを1話見たら最後まで見ずにはいられない!)だった反動なのか、今は「3S政策にまんまとハマっている!」とさえ思っています。

面白いテレビは好きなので、見ることを否定しているわけではないです。

過去に私がテレビっ子になったのは必然だったと思っていまして、インターネットが普及していない当時、家族が集まる茶の間にテレビとコタツとミカンがあれば、当たり前のようにテレビをだらだら見ることになります。

親が子に対して、「テレビばかり見ていないで勉強しなさい!」と怒ったところで、自動的にテレビを見られる環境に仕上がっている中で、加えて意志の弱い子どもが「やりたくもない勉強をする」を選択するのは難しいことです。

リビングにテレビがあるとついついリモコンに手を伸ばしてしまう…

これを、アメリカの知覚心理学者ギブソン(Gibson.J.J )によると、『アフォーダンス』と言うそうです。

私の解釈では、

「ものには指示が含まれている」

ということです。

蛇口は「ここを手で回します」という説明書きがなくても、誰でも自然に回すことができます。蛇口自身が回せと指示しています。

物ではないですが、暗がりのバーに行くと、「静かにしてください」と注意しなくても、自然と声が小さくなるものです。空間デザインを設計するときに重要なのだそうです。

そうは言っても、すでにリビングにテレビが大きな態度で居座っていますし、テレビを撤去するわけにもいかないので、「家族のルール」を決めています。

例えば、食事中は見ない、映画は1日1本、勝手にテレビでYouTubeを見ない…などです。あとは、子どもを外に連れ出したり、アクアビーズで一緒に作品を作ったりして、テレビを見るより楽しいことを提案するようにしています。

「環境が人をつくる」にもつながるのかもしれません。

間取りを考えるときには、動線設計もそうですが、「アフォーダンス」の視点で生活をイメージすることは大切ではないかと思います。


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自然素材と無垢材でつくる、高断熱、高耐震の健康住宅。
私が選んだのは、無添加計画です。
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