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【保存版】無垢の床を美しく保つ日々のお手入れ4ステップ【コラム】

無垢の床のお手入れは意外と簡単!


無垢の床は、断熱・調湿効果が抜群なので、一年中裸足で歩いても、とても快適ですよね。

しかし、天然木から成る無垢の床ですから、何となくお手入れ方法が難しいのでは…?と思っている方も多いのではないでしょうか。

いえいえ、実はその逆で、意外にも簡単な方法で床がピカピカになるんです。

そこで今回は、無垢の床のお手入れ方法についてご紹介します。

 

 

無垢の床を美しく!日々のお手入れ方法 4ステップ


日々の掃除も、コツを掴めば簡単にピカピカにすることができます。

正しくお手入れをすることで、無垢の床本来が持つ美しさや性能を保つことができますよ。

以下を参考にしながら、家中キレイにしましょう。

 

【STEP1】無垢の床のホコリを取る

無垢の床や漆喰壁などを使った自然素材の家は、静電気を発生させないため、基本的にはホコリが出にくいとされています。

普段から換気をしっかり行っていれば、ホコリになる前の“チリ状”の段階で外に排出することができるでしょう。

もしかしたら、一般的な家庭よりも掃除がしやすいと感じるかもしれませんね。

しかし、そうは言っても万有引力の影響で、部屋の隅にはホコリやチリが引き寄せられてしまうことがあります。

その場合は、部屋の隅など、コーナー部分を中心に掃除をしましょう。

◆ポイント:「面」ではなく「角」を掃除する!

ここでポイントなのは、「面」ではなく「角」を中心に掃除機をかけるということ。

汚れが溜まりやすい部屋の隅(角)からホコリを吸い出すようにして掃除機をかけると効率よく掃除をすることができますよ。

細かい部分は、掃除機のノズル部分を使ったり、ほうきなどでホコリを掃出したりすると、より効果的です。

自然素材住宅は「掃除がしやすい」ってホント?【コラム】

【STEP2】無垢の床の拭き掃除

無垢の床の拭き掃除は、乾拭きが基本です。

水拭きはあまりおすすめしていませんが、どうしても汚れが気になる場合は、雑巾などを硬く絞ってから行いましょう。

水拭きは、毎日行ってしまうと、油分がなくなって逆に汚れが染みやすくなってしまいますので注意してくださいね。

また、水拭きの代わりにお米の研ぎ汁を使うのもいいでしょう。

お米の研ぎ汁には、米ぬかに含まれる“γグロブリン”というタンパク質があります。

これが、界面活性剤の役割を果たしていると言われており、汚れを浮かせてキレイに洗い流してくれるのだそうです。

まだ洗剤がなかった時代の人たちは、この研ぎ汁を用いて拭き掃除をしていたとも言われているほど、洗浄力は抜群なんですよ。

ただし、この研ぎ汁に含まれる界面活性剤は、ワックスを取ってしまう恐れがありますので、研ぎ汁で拭き掃除をした後は、完全に乾くのを待ってから再度薄くワックスを塗布するようにしてくださいね。

 

◆ポイント:拭き掃除にウエットタイプのモップはNG!

床の拭き掃除の際によく使用する「モップ」。

雑巾がけよりも手軽なため、日々のお手入れに使う方も多いと思いですよね。

しかし、ウエットタイプのモップやワイパーなどは、表面に薬剤が塗布されていることがありますので、無垢の床には使用しないようにしましょう。

薬剤を使用すると、木の表面に塗膜ができてしまうため、せっかくの無垢の床の調湿性能に支障をきたしてしまう恐れがあるからです。

(ドライタイプのシートであれば問題ありません。)

 

【STEP3】無垢の床のワックスがけ

無垢の床のワックスがけは、基本的にいつどのタイミングで行っても構いません。

ただし、ワックスを使う場合は「含浸性」のあるワックスを使用しましょう。

 

含浸性のワックスとは、浸み込むことでワックスの効果を発揮してくれるもの。

木の繊維に浸み込むこと木材を保護してくれます。

ある一定量を塗ると、それ以上浸み込まなくなるため、その後は撥水・保護のためのワックスがけは必要ありません。

 

◆ポイント:ワックスがけは木目に沿って行う!

無垢の床のワックスがけは、ウエスと言われる布を使って行います。

ない場合は、手ぬぐいや要らなくなったTシャツなどでも代用可能です。

 

《ワックスがけの手順》

1、適量のワックスをウエス(布)に付ける

2、木目に沿ってワックスをかける

3、塗り終わったら、無垢の床に浸み込ませるために1~3時間ほど放置

4、きれいなウエス(布)で床表面に残ったワックスを拭き取って完了

表面に残ったワックスを拭き取っても、少しべたついた感じがありますが、2~3日もすればなくなるため、気にしなくても大丈夫です。

 

◆なぜ膜を張るタイプのワックスは使えないの?

先ほど、無垢の床に使うなら、「含浸性のあるワックスが良い」とお伝えしましたが、なぜ表面に膜を張るタイプのワックスを使ってはいけないのでしょうか?

 

それには、無垢の床が持つ「調湿機能」が関係しています。

表面に膜を張るタイプのワックスを使うと、木材の表面に塗膜ができてしまいますよね。

すると、せっかく無垢の木が持つ吸放湿効果が半減する恐れがあるのです。

私たち無添加計画では、含浸性ワックスで自然素材100%の「キヌカ」をおすすめしています。

キヌカは、米油とメドウフォームという植物から抽出した油でできたワックスで、万が一赤ちゃんが舐めてしまっても安心な成分のみでつくられています。

無色透明で、無垢材本来の美しさが表現できるのが大きな魅力です。

 

https://www.re-trust.com/blog/664176/

【STEP4】無垢の床のワックスがけ~拭き掃除~

撥水・保護のためだけでなく、掃除を目的としたワックスがけも必要です。

ワックスの油分に付着した汚れを取るには、ワックスを重ねてかけるのが効果的。

油分と油分が馴染み、汚れを取ることができますよ。

 

◆ポイント:ゴシゴシ拭きも木目に沿って行う!

掃除を目的としたワックスがけも、基本のワックスがけと同じです。

適量のワックスをウエス(布)に取り、汚れが気になる箇所に、少し力を入れてゴシゴシ拭きましょう。

ゴシゴシ拭くときも必ず無垢の床の“木目”に沿って行ってくださいね。

もしどうしても汚れが取れない場合は、少しワックスをつけ、少しおいて馴染ませてから拭き取ってみてください。

 

 

無垢の床材を取り入れる際の注意点


無垢の床を取り入れる際は、以下の点についても知っておきましょう。

 

【注意点①水に濡れたらすぐ拭き取る】

水をこぼしたままにすると、シミや汚れの原因となります。

速やかに拭き取るようにしましょう。

 

【注意点②ホットカーペットを使う際は断熱性の高いマットを敷く】

冬場に使用するホットカーペットやヒーターなどは、直接無垢の床の上に置いて使用するのではなく、熱が当たる場所には断熱性の高いマットを敷いて使いましょう。

反り、割れが生じる原因となります。

 

【注意点③椅子の脚にはフェルトを貼って使用する】

ダイニングチェアーなどを使用する際は、椅子の脚にフェルトを貼ったり、マットの上で使用したりしましょう。

床の傷やへこみの原因となります。

 

 

無垢の床を正しい方法でお手入れしよう


いかがでしたか?

これまで無垢の床って、

お手入れが難しいんじゃない…?

特別なことをするんじゃない…?

と心配していた方も、さほど特別なことは要らない、むしろホコリが溜まりにくくて掃除がしやすいと分かれば、嬉しくなりますよね。

 

私たち無添加計画では、建てた後のお家のメンテナンスやお手入れ方法についてもしっかりレクチャー。

お施主様の不安や疑問にしっかりとお答えします。

 

今回ご紹介した無垢の床のお手入れ方法を参考に、長く快適に住み続けられるよう、日々の掃除は正しく行ってくださいね。

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