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2021年9月9日

安全な暮らしを支える「ハイブリッド構造」とは?【コラム】

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そもそも構造とは?


構造とは、建物を支える「骨組み」のこと。

その骨組みをつくる方法のことを「工法」と言います。

 

構造は、家を支えるという重要な役割があり、同じ木造住宅でも、工法によってその特徴に違いがあります。

 現在、日本の住宅では、主に以下の2つの工法が使われています。

 

 

【木造軸組み工法】

木造軸組み工法とは、「在来工法」とも言われており、日本の土地・風土に最善の方法として生まれた工法です。

 

縦に柱を立て、横に梁を組み合わせて、斜めに「筋交い」という構造材を入れます。

日本古来から存在する神社仏閣をはじめ、日本の住宅でよく使われている工法なんですよ。

 

耐震性を確保の上、既存の設計の影響を比較的受けずに、間取り変更などのリフォームにも対応しやすいのも、

木造軸組み工法の特徴と言えるでしょう。

 

 

【木造枠組み壁組工法(2×4壁工法)】

木造壁組工法とは、別名「2×4(ツーバイフォー)工法」と言います。

枠材に面材を堅結させ「壁」をつくり、面で支えるのがこの工法の特徴です。

 

 

木造軸組み工法と2×4壁工法=「ハイブリッド構造」


私たち無添加計画が推奨する「ハイブリッド構造」は、これまでご紹介した「木造軸組み工法」と「2×4壁工法」の長所を組み合わせています。

 

土台、柱、梁で組み上げ、筋交いを使わずに構造材の外側に”耐力壁”としてパネルを張り詰め、必要とする部分に筋交いを施工します。

 

「点」ではなく「面」で建物を支えられるので、地震による揺れにも、強い風にも耐えることができるんですよ。

 つまり、木造軸組み工法と2×4壁工法の「いいとこどり」の工法というわけです。

 

 

地震に負けない家づくり~知っておきたい構造・工法のこと~【コラム】

 

構造材の種類「無垢材」と「集成材」


構造材には「無垢材」と「集成材」の2種類があります。

どちらを使うかによって家の耐久性が変わってきますから、どのような違いがあるのか知っておくといいでしょう。

 

【無垢材の構造材の特徴】

無垢材とは、1本の木から製材してつくられたもの。

質感がよく、耐久性の高さが大きな魅力です。

 

私たち無添加計画では、無垢材が本来持っている力を最大限に活用するため、構造材として使用する際は、その木の特色を活かした木材選びをしています。

 

たとえば、土台の構造には、シロアリに強く腐りにくい「ヒバ材」や「ヒノキ材」を。

柱材には、「スギ材」「ヒノキ材」。

梁には粘りのある「マツ材」を使用するなど、様々な工夫がなされています。

 

 

【集成材の無垢材の特徴】

集成材とは、木を張りあわせてつくられたもの。

 

無垢材と違い、割れや反りなどが生じにくく安価であることが特徴です。

しかし、接着剤を使用して木材を張りあわせているため、その接着剤の成分が空気中に揮発し、シックハウス症候群などの原因となることがあります。

 

また、無垢材に比べて耐久性も劣ります。

十数年前の話になりますが、以前、海外製の集成材をつかった構造に、はく離が見つかったことが取り上げられたこともありました。

 

必ずしもすべての集成材が「悪」というわけではありませんが、このような耐久性の問題や健康面の問題についてもしっかり理解しておくようにしましょう。

 

今さら聞けない!無垢材と集成材の違いとは?~それぞれのメリットデメリットを知ろう~【コラム】

 

構造計算の実施で安心をプラス


より地震に強い家づくりにするためには、構造や工法を工夫するだけではなく、しっかりとした構造計算を行うことが大切です。

 

私たち無添加計画の家づくりでは、通常3階建て以上の建物でしか義務付けられていない構造計算を「全棟」で実施。

 

1本1本の木材が持つ圧縮や引っ張り、曲げなどに対する強度はもちろん、地震や台風による強い風、積雪に対する強度を細かく計算しています。

設計の段階から耐震構造にしっかり取り組むことで、より安心な家づくりをすることができるからです。

 

このように構造計算をしっかり行うことは、「耐震性能」を高めることにもつながります。

いつどこで大きな地震が起きるのかは、誰にも予測できないこと。

万が一に備え、家族の命と家という財産を守れるよう、構造計算もきちんと行うようにしましょう。

 

 

構造で家の耐久性・耐震性を高めよう


家を支える重要な役割がある「構造」。

安全性を高めた家づくりをするためには欠かせない部分です。

 

家づくりと言うと、デザインや間取りにばかり目が行ってしまいがちですが、今回ご紹介した構造などの「骨組み部分」にも注目し、より耐久性や耐震性を高めた家づくりをしましょう。

 

私たち無添加計画では、今回ご紹介した「ハイブリッド構造」を推奨しています。

実は日本は、「森林大国」と言われているように国土の約67%が森林で覆われています。

和歌山の紀州材をはじめ、東北の南三陸杉、東海の東濃桧など良質な木材が多数存在しているのです。

 

しかし、品質管理の難しさや安価な価格を理由に、多くの住宅建築では輸入材に頼っているのが現状です。せっかく高品質な地産の無垢材が多数あるのに、もったいないですよね。

 

そこで私たち無添加計画では、和歌山にある老舗製材業である山長商店が行っている「高品質紀州材供給システム」に賛同。

輸入材ではなくあえて地方の優秀な無垢材を積極的に使用することで、都市部の住宅環境を守り、それと同時に地方の森林活性化も促すという取り組みを山長商店と連携して行っています。

都市部と地方の結びつきを高め、日本の林業を守り活性化たい…そんな思いから、私たちの家づくりでは高品質な国産の無垢材の使用を推奨しているんです。

 

とはいえ、構造材にも無垢材を使うなんて贅沢だな…なんて思う方もいるかもしれませんね。

しかし、やはり構造材は安心の家づくりのためには欠かせないもの。

家族の健康を守ることはもちろん、家の耐久性・耐震性を高め、より安心安全な家づくりを心がけていきましょう。