車の燃費、エアコンの燃費　～前編～

車の燃費は年々向上しています。
実燃費サイト「e燃費アワード」によると、総合1位のプリウスは実燃費で24.4kmとのこと。

https://e-nenpi.com/award/award20172018/

カタログ上（JC08モード）の燃費は40.8kmで、実燃費の達成率は59.8％。
このカタログと実燃費の差はなにか。

2018年現在の「JC08モード」という燃費測定は、実際の運転に近くなるように、コールドスタート（エンジンが冷えた状態からスタートする）で測定が始まり、最高速度は約81.6km/h、平均速度は約24.4km/h。複雑な加減速を繰り返し、20分4秒で想定走行距離8.171kmを走るそうです。
エアコンはオフ、ハンドル操作無し、測定は実際の路上ではなく、試験場（＝室内）のローラーの上でタイヤを回転させ測定するそうです。

これでも昔の測定方法よりは、より現実に近い測定方法になったようですが、それでも「そりゃ実燃費とは差がでるわ」というイメージです。

しかし、車種により、例えばトヨタのランドクルーザープラド（ディーゼル）はJC08モードで11.8km、実燃費で10.7km、達成率90.7％という車種もあるそうです。

ではなぜ、プリウスを5台見ない日はないほど売れているのに、カタログと実燃費に40％の差があってもクレームの嵐とならないのか。

それは、いろんな意味で「みんな知っている」から、かと。
運転の仕方もそうだし、カタログはあくまでカタログ上の数値だということも知っているから。
昔に比べれば、実際に燃費はスゴクよくなっているし。
メーカーはカタログに良いこと書きたいことも知っている。

だから「まあこんなものだろう」と。「常識だろう」と。

さて、なんとここからが本題ですが、長くなったので次回に。。。